障害のある子どもの放課後保障全国連絡会(全国放課後連)
2018報酬改定問題 緊急集会 ご報告
2018報酬改定問題緊急集会
放課後等デイサービス ―子どもと実践を守ろう!
ご参加いただき、ありがとうございました!

緊急集会は無事終了いたしました。
当日は、17都府県からご参加いただき、また、国会開会中にもかかわらず、国会議員の方々も衆参合わせて30名近くもご参加いただきました。参加いただいた方々には、本当に感謝いたします。
当日配布しました資料の中から、「緊急アンケート」の結果報告書を公表いたします。
緊急アンケートへご協力いただいたみなさまには、心より感謝いたします!
 
 2018年6月12日に開催しました 【 2018報酬改定問題 緊急集会 】の様子をご報告いたします。

< 全国放課後連 副会長・村岡挨拶 >

全国放課後連 副会長
ゆうやけ子どもクラブ(東京都)
村岡真治



   今日は、たくさん集まっていただきありがとうございます。心からお礼申し上げます。
 私は事業所の職員をしておりまして、毎日子どもたちと接しております。特別支援学校高等部1年生のマイさんという女の子がいます。毎日私と電話ごっこをするのを楽しみにしています。段ボールで作った電話で、私が「〜くん、遊びに来てね」とか言うと、それを永遠と「やって欲しい」と言うのです。高校生になってなぜ電話ごっこなのかなと思う方もいるかもしれません。この子は、「〜くんに叱られた、怒られた」と泣くことが多かったのです。人からどのように見られているかということに過敏になって、劣等感を持ちやすいのです。そういう子が、私と電話ごっこをしているうちにだんだんと落ち着くのです。自分の気持ちを保つ力を確かにしているのだと思うのです。放課後活動は、子どもたちの人格形成にとって、とっても大切だと思っています。
 この4月に報酬改定が行われました。ご存知のように、事業所が区分されることになりました。指標に該当する子がどれだけいるかで分けられることになりました。区分1では、基本報酬は下がるのですが、加算をいろいろ取れば現状を維持する道も開けるのですが、区分2では、場合によっては事業所の存続の危機になるような報酬単価となっています。
 今回の報酬改定の目的は、2つあると思っています。1つは、財政制度等審議会でも議論されたように、利潤を追求して、支援の質が低い事業所が増えているという指摘にあるように、そういう事業所を排除するというところが目的としてあったと思っています。しかし、実際は、利潤追求とは無縁の事業所まで抑え込まれることとなっています。こういう利潤追求の事業所が入ったのは、行き過ぎた規制緩和によってもたらされたものであり、元々は国が起こしたことではないかと考えています。
 もう1つは、より支援の必要な子を受け入れている事業所を評価するという目的があると思います。ただし、より支援の必要な子どもを判定するのは市町村です。市町村の判定の状況は、市町村によってばらばらです。今回の改定の要になっているものがまったく機能していないということではないでしょうか。そもそも、絶えず変わっていく子を判定して、それに基づいて事業所の存続が決まるという仕組みそのものがおかしいのではないかと考えています。この中で、全国放課後連は2つのことを要望しています。1つは、放課後等デイサービスの制度を抜本的に改正することが必要ではないかと考えています。たとえば、利潤を追求するような事業所を最初から規制する、また、子どもを判定して、その結果事業所の存続が決まるような制度は廃止するということがあると思っています。
 もう1つは、緊急的にこの事態を収束させるということです。子どもの判定によって事業所の区分を設けることはそもそも不適切だと思いますが、緊急の対策として、区市町村に対して判定をし直すことを促して、4,5,6月の3か月実績による区分変更は届出が7月になると思いますが、せめて1か月延ばして、届出を8月にして、区分判定を延ばして、救われる事業所を増やすということが必要だと思っています。そのための通知を自治体に出して欲しいと考えています。
 私たちの願いは非常にささやかで当たり前のものです。子どもたちが豊かに育っていく、そのために事業所職員が安心して働ける、そういうささやかで当たり前の願いをみなさんに受け取っていただいて、国が対策をとっていただけるように、厚い協力と共働をしていただけるように、みなさまよろしくお願いいたします。

事業者からの声 

< 宮城県 (株)満天の星 熊谷秀典さん >

宮城県
(株)満天の星
放課後ケアネットワーク仙台 事務局長
熊谷秀典さん


   仙台市には多くの事業所が加盟するネットワークがありますが、今回の制度改正で、事業所がわが身の方に気が向いてしまい、ネットワークが空中分解してしまうのではないかという状態です。仙台では、これまで、行政と事業所、保護者と一緒につくってきました。しかし、いまそれが崩れようとしているのではないかと思っています。今日は、仙台の総意として発言させていただきますが、今回の報酬改定を受けて、障害のあるなしに関わらず、「子どもにとっての放課後とは何か」ということをもう一度考えて制度を考えて欲しいと思っています。
  あるお子さんから支援員宛てに手紙をいただきましたので、読ませていただきます。「小学1年生からいままでお世話になりました。僕が悩んでいるときもいつでも僕の味方でした。励ましてくれたおかげで僕は毎日学校に通うことができました」。この手紙にあるように、放課後等デイは、不登校のお子さんも守ることができる制度であるということも考えて欲しいと思っています。
 利潤追求型の事業所を排除しないといけないのはわかっています。その中で現場は現場で努力して良いものを作っていく、官民ともに良い制度を作っていくことが重要だと思います。子どもたちのために良いものを作るというつもりで制度を考えていだくようお願いしたいと思います。

< 大阪府 NPO法人まんまる 安藤長さん >

大阪府
NPO法人まんまる理事長
大阪障害児放課後ネットワーク
安藤長さん

   私どもの法人は保護者が立ち上げたものです。今回の改定に伴って、正規職員の給与を1割カットしました。それから、一時金についても夏・冬について1か月分を支給するところ、一律10万円にしました。経営者として心苦しいのですが、そうせざるを得ない状況です。定員10名ですが、6人、7人のスタッフが必要なのですが、4人、5人に減らさないといけない状況です。職員にも苦しい思いをさせていますが、ここをなんとか踏ん張らないといけないと思っています。そのような状況の中、保護者から寄付を募ってなんとか運営をしているところです。
 私たちの地域でもすでに閉鎖をした事業所もあります。株式会社が悪いというわけではないのですが、利潤を追求して、子どものことを考えないですぐに閉鎖してしまうという状況があります。  私たちは、「福祉は人だ」と思っています。人が人を支援していく。それを抜きにして子どもたちの健全な発達はないと思います。一部の悪質な業者のために善良な事業所がつぶされることがあってはならない。悪貨が良貨を駆逐することがあってはなってはならないと考えています。
  私たちは保護者の就労支援とレスパイトケア、子どもたちにとっては「安心できる第三の居場所作り」を目指して、これからも善良な事業者とともに頑張っていきたいと思っています。議員のみなさま方も、なお一層のご支援とご協力をお願いいたします。

< 鹿児島県 (社福)麦の芽福祉会 学童支援ゆめの森 花木正斉さん >

鹿児島県
学童支援ゆめの森
花木正斉さん

   鹿児島でも今回の改定で現場が混乱しております。鹿児島では、行政機構の中で伝達が遅れていました。3月はじめに全国放課後連の会合に参加したので、今回の改定の中身を知った上で鹿児島に戻ったのですが、その後市に問い合わせしても何も決まっていない状態でした。3月中旬になってようやく市が動き始めましたが、鹿児島市のほとんどの事業所が区分2になりました。私の事業所では、4月の報酬請求をした段階で、前年度比で60万円以上の減収となりました。これでは到底運営できない状況で、誰かを辞めさせろということかと憤りを感じました。それを受けて、現場を知って欲しいということで鹿児島市と交渉しました。その結果、市の方で柔軟な対応をしていただいて、事業所の方から子どもの判定の変更届を出すことを認めてもらい、何とか区分1に変更する道筋が開けました。しかし、子どもの判定を変更するという事務が煩雑で、なおかつ判定の変更している段階で、子どもの判定で非該当の判定が来たということもあり、いたちごっこのような形になりました。また、子どもを「できない」とみなさないと区分1にならないということ自体問題があると思っています。
  また、鹿児島でも圧倒的な地域差が出てきています。都市部は事業所ができていいますが、事業所が1か所しかないというところもあります。市町村によってばらつきが大きくなると感じています。指標の判定について、事業者にヒアリングをしているところもあれば、何もなく判定をして一方的に決めている市町村もあります。問題のある対応をする市町村もあり、それは見直していただきたいと考えています。
 鹿児島でも保護者が手づくりで作ってきた団体が多くあります。そういう方々は、今回の報酬改定についていけないような状況もあります。不安でしかないという声も聞こえてきています。事業者からみれば、該当児だけを受け入れていれば成り立ちますが、真摯に取り組んでいる事業所ほど問題が出てくるという問題をしっかりと考えて欲しいと思います。
 最後に、今回の改定で一番影響が出るのは、子どもたち、そして保護者ではないかと思います。子どもの中には、学校には行きたくないが、「放課後等デイに行きたいから学校に行く」という子どもが少なくありません。そういう子どもの場所を奪ってしまいます。保護者の中には、障害受容で非常に大変な苦労を乗り越えて来た方々がおられます。そういった保護者の方々がまた今回の指標判定によってもう一度十字架を背負うようなことにもつながりかねないとも思います。国の方には制度の改正を求めたいと思っています。

保護者からの声

< 東京都 かたつむりクラブ 保護者 藍さとみさん >
 今日は貴重な時間をありがとうございます。私の子どもは、小学3年生で知的の障害があります。障害のある子にとって、どこで誰とどのように過ごすかは本当に切実な問題です。健常のお子さんのように、学校で友達と何時に公園で待ち合わせを約束できる訳ではありません。帰ってくれば母親と2人という現状が待っています。
 私は学校に入る前に放課後等デイサービスがあるということを知り、自分の目であちこち見て、自分の子どもに合う事業所を決めました。いま放課後等デイは、送迎サービスがついているところがほとんどですが、私は、それは違うと思いました。親子ともに通える事業所に入りたいと思い、かたつむりクラブを選びました。というのも、とてもすばらしい放課後等デイサービス事業所だったからです。
 かたつむりクラブは、学校から帰るとすぐに公園でたくさん遊ばせてくれます。みんなで公園に行くので、交通ルールを守り移動したり、順番を守ったりというようなことも学ばせてくれます。事業所に帰ると、みんなでおやつを食べますが、おやつも自分たちで用意をして、使った食器を自分たちで洗うなど、家庭ではできないことを先生方が見守ってやってくださいます。子ども10人に対して先生が8人というめぐまれた体制で過ごしていますので、つかず離れずのちょうどいい距離で見守っていただいているからできることだと実感しています。
   

東京都大田区
かたつむりクラブ
保護者
藍さとみさん


  そして、夏休みは、親子にとってどのように過ごすのかという大きな課題があるのですが、先生方は、公共交通機関を使って、遠くの公園に連れて行ってくれます。バスに乗り、電車に乗り、各自が重い荷物を持ちながら行きます。水で遊んだり、遊具で遊んだりする様子は本当に活き活きとしています。私たち母親ができないことでも、先生方は自分の子どものように一所懸命関わってくれます。そういうかたつむりクラブが私は本当に大好きです。子どもも本当に大好きです。私の子どもはかたつむりクラブに通うようになってから、言葉も増え始め、友達からの影響をたくさん受けて、できなかったことも少しずつできるようになっています。時には喧嘩などもあると思いますが、私はかたつむりクラブは家族だと思っています。お兄ちゃんもいれば、弟妹もいる。そういう中で、一人っ子の私の子どもが活き活きとしている様子は、本当に宝物だと思っています。
 そのような私たちにとってなくてはならない事業所が、今回の報酬改定によって、活動縮小やスタッフの削減といったたくさんの支障が出るというのは本当に憤りを感じます。納得がいきません。紙の上だけでは計り知れない悩みをそれぞれが抱えながら毎日一生懸命生きています。子どもたちも、自分の気持ちを発信できる環境だからこそ成長できていると思います。学校では学べないことが放課後等デイには詰まっています。
 受給者証をとるときに「食事はできますか」で「はい・いいえ」に丸をする、そういう紙による調査だけで、どんな子どもが放課後で過ごしているかがわかるでしょうか。行政の方々はそういった事業所に足を運んで目でみてくれているでしょうか。そういうことを肌で感じているのは私たち保護者であり、スタッフの方々だと思います。
 みんなの思いを奪わないで欲しい、その1つの思いだけでみんなでがんばってきています。どうか今一度制度の見直しを考えていただいて、未来ある子どもたちにとっての放課後等デイを元に戻していただき、すばらしい場所として続いていけるようによろしくお願いいたします。

< 群馬県 NPO法人わんぱく広場 保護者 小倉理代さん >
 4月の初めに、放課後等デイ事業所から、「市役所から封書が送られてくるから、届き次第すぐに持ってきて欲しい」と連絡がありました。届いた文書を見てみると「指標って何?」と他の保護者と話をしていました。多くの保護者が市役所に説明を求めても、「保護者の負担は変わらない」「時間がなかった」など回答でした。また、判定は市町村によって大きな違いがありました。
 なぜ市は聞き取りもなくこういう判定になったのか。近隣の市町村の保護者からは「聞き取りがあった」と聞きました。納得できる説明が聞きたいと夫が市役所に行き担当者に聞きました。「5領域11項目の判定をした」とのことでした。夫は、「できないことができるとされている」とのことで、再判定を求めても役所は「今回は5領域11項目の判定でできると厚生労働省からのOKが出ている。次回はきちんと指標に沿って判定します」とのらりくらりかわされてしまいました。ほかの市では保護者が異議申立てを行い、再判定を行い指標該当児になったと聞きました。親としてもきちんと聞き取りもせず、過去のモニタリングの資料である5領域11項目で判定されることはとても納得できるものではありません。通っている事業所は、療育手帳の重度の利用児が多いのですが、職員が一丸となって、利用児ができることを増やし、問題行動が少なくなるよう療育をしてくれています。そのため、先生方も障害児療育の勉強も怠らず、利用児にそれを還元してくれます。また、保護者にもアドバイスしてくれます。本当に頼れる場所なのです。
 今回の報酬改定により事業所が減収となり、運営が危ぶまれれば、最初に見直すのは人件費でしょうか。事業所のスタッフの人数が減ると手厚い療育が受けられなくなる上、スタッフの負担が増えるという悪循環が生じると想像されます。それとともに、利用児に対する対応の不満や危機管理不足も生じるかもしれません。
 また、最悪、事業所の閉鎖となったら保護者にも弊害が生じると思います。誰が責任をとってくれるのでしょうか。今回の報酬改定でこのくらいは想像できるはずです。本当に必要な改定なのでしょうか。紙切れ1枚の判定ではなく、事業所に直接行って、実際に様子を見ていただければ、本当に必要な事業所と思うはずです。そして、何よりも楽しそうに利用している我が子の悲しい顔は見たくありません。厚生労働省の方には、再判定について今一度熟考していただくことを切に願います。


国会議員のみなさまからいただいたご挨拶
※ご発言順

衆議院議員 野田佳彦氏

私は今回の改定後の混乱をとても心配しております。
今日は、主催者、事業所、保護者のみなさんの声を可能な限り聞かせていただきます。今後お手伝いができることがあれば全力で応援してまいります。

衆議院議員 青山大人氏

私自身も放課後等デイ事業所の経営者であります。今回の報酬改定によって現場も困っております。
今後も、全国放課後連と連携しながら、より良い放課後等デイサービスをつくるために活動してまいりますので、よろしくお願いいたします。

衆議院議員 森山浩行氏

すべての人に居場所と出番のある社会をつくるのが政治の役割と思っています。
今回の問題はしっかりとやらないと大変なことになると思っています。みなさんと一緒に頑張りたいと思います。

衆議院議員 初鹿明博氏

私も3か所放課後等デイ事業所をやっていますので、今回の大変な深刻さは理解しております。今年の2月の予算委員会の分科会でもこの問題を取り上げました。
放課後活動を通じて、子どもができることが増えたら事業所の報酬が減るのはおかしいと思っている。結果として、何もしない方が事業所としては生き延びられるというのは、まったく間違っていると思っている。みなさんの実態をいただいて、国会で厚労省を問いただしていきたい。

衆議院議員 堀越啓仁氏

私も作業療法士として12年間医療介護の現場に勤めてまいりました。子どもの発育にとって重要な時期に質が担保できないのは国の責任放棄だと思う。質の担保をするには基本報酬をしっかりと上げていかないといけないと考えている。「現場を見ろ」としっかりと言ってまいりたい。これは党派を超えて取り組んでいくべき大問題だと思っています。みなさんとともに取り組ませていただきたいと考えています。

衆議院議員 宮川伸氏

みなさんのお声を聞いて、ご家族の方に寄り添って政治はしないといけないところ、そこをスキップして制度だけでいくのは間違っていると強く感じました。子どもたちを守るために私もしっかりと取り組んでいきたい。

衆議院議員 金子恵美氏

みんなで作り上げた制度です。30数年前に居場所がなくて、ずっと家に閉じこもっていた女の子がいました。私の妹でした。ボランティアでお預かりする仕組みをつくってきました。いろいろな方々と連携して、ここまできました。だからこそ、現場の方々、保護者の方々とともに制度を守らないといけないと思っている。私も一緒に頑張っていきます。

衆議院議員 小宮山泰子氏

私も県会議員から国会議員になりましたが、地方自治体は予算を減らさないといけないというのが現状です。改定で下げられるようなものが出るとそれに飛びついてしまいます。現実にお金のない地方は、低くできる方向になる。本当に支援の必要なところに支援がいかないというのが現状です。
指標判定をしっかりするというような通達を出すなどをしないといけないと思います。子どもたちが安心して過ごせる場のために、ともに声を挙げさせていきたいと思います。

衆議院議員 中野洋昌氏

子どもたちが安心していられる場所をしっかりと守っていかないといけないと思っています。
国の報酬、自治体との連携、現場の状態をみないといけない。みなさまが活動しやすい仕組みにしないといけないと思っています。みなさまと一緒に頑張っていきたい。

衆議院議員 道下大樹氏

札幌で障害児通所事業所を運営しております。
ニーズがどんどん広がっているのですが、それに対して報酬が減らされてしまっています。どんどん経営が難しくなっている。これは変えなくてはならない。子どもたちの悲しい顔をつくってはいけないという思いで取り組んでいます。みなさまと一緒に頑張っていきたい。

衆議院議員 柿沢未途氏

放課後等デイが苦境に陥っているということで、先日お話を詳しくお聞きした。これは大変なことだと感じました。指標の該当・非該当について、どんなことで該当・非該当になったのかがわからないという状況で報酬が減らされてしまう。こういう理不尽なことは許されないと思う。利潤追求の事業所をどうにかしないといけないという問題意識があったと思いますが、子ども達のために長年やってきた事業所にしわ寄せがきたら何にもならないと思います。みなさんのご期待に応えられるように頑張っていきたい。

衆議院議員 中島克仁氏

全国放課後連のみなさまには、これまでもこれからも活動されることに対して敬意を表したいと思います。
医師として障害福祉施設にも関わっております。領域センターの嘱託医もさせていただいております。放課後等デイのことをお聞きして、大変驚きました。効率化・適正化・重点化に障害福祉も巻き込まれています。現場の話をお聞きして、厚労省として実態調査をして適切な対応をしていただきたいと思います。みなさんの活動が実を結ぶように全力で努力していきます。

衆議院議員 大河原まさこ氏

子どもたちが育っていく中で、必要なものが3つあると言います。仲間、時間、空間です。障害のあるお子さんにとってこの3つを確保するのがままならない中、放課後等デイが大変期待があったと思います。国の動向をみると民間事業者を入れて施設が急増するということが歴史的にあります。子どもに寄り添った事業所が立ち行かなくなるというのはあってはならないと思います。報酬の見直しについても当事者の声が通じるようにしていきたいと思います。

参議院議員 田村智子氏

都内の放課後等デイの事業所を視察しました。一人ひとりに寄り添った取り組みをしておられました。劣悪な施設があることをもって報酬改定が悪くなるというのはあってはならないと思います。
利用者の利益が守られるように私たちも頑張ってまいります。

衆議院議員 松田功氏

町会議員から始まり、障害のある子どもたちのことをしっかりと支えていかないといけないと考えてまいりました。
今後、微力ではありますが一生懸命取り組んでまいりますので、みなさんのご意見をいただければと思っています。よろしくお願いいたします。

衆議院議員 もとむら伸子氏

特別支援学校に行きますと、放課後等デイの送迎が来てくださいます。ご家族、子どもたちにとってどれだけ大事かということも痛感しております。事業所からは大幅な減収であることをお聞きしています。みなさま方が努力をいただいて集めていただいたアンケートを国政に活かすように全力を傾けていきたいと思います。

衆議院議員 穴見陽一氏

超党派で障害者就労支援の議員連盟をしております。今回の報酬改定で深刻な影響が出ているということをお伺いしました。真摯に取り組んでおれる事業者に亜悪影響が出るのはあってはならないと思いますし、不誠実な対応をしている自治体があるとも聞きました。私も努力してまいります。
 







 全国放課後連は、会費とともに、平成19年度から【公益財団法人キリン福祉財団】さまの助成金を得て、研修会などの活動を行っています。
 多くの方々のご支援に感謝いたします。

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